急性中耳炎

急性中耳炎とは?

鼓膜の奥を“中耳”といい、そこに膿(うみ)がたまる病気です。中耳と鼻は、“耳管”という管でつながっていて、風邪などで鼻やのどの炎症があると、耳管をとおって、中耳に細菌が入り、炎症を起こします。

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症状

・耳を痛がる、触る
・耳だれが出てきた
・色がついた鼻水が出る
・37度以上の熱がある
・不機嫌になる
・夜眠れない

治療

▶お薬の内服
 抗菌薬などの投与を行います。反復性の中耳炎では漢方薬を使うことがあります。
▶鼻の治療
鼻の処置、ネブライザー(吸入)を行います。おうちでは、鼻水の吸引をしましょう。
▶耳の治療
 ひどいときには、鼓膜切開も行います。

治療中の注意点

急に熱が出たとき、耳を痛がった時は解熱剤や痛みどめを使ってください。激しい痛みや高熱がなければ、お風呂に入っても構いません。ただし、鼓膜切開をした場合、バスタブのお湯を耳に入れないようにしてください。プールについては、ご相談ください。
 症状が悪くなった時、下痢をしたときなどは早めに受診するようにしましょう。

急性中耳炎を防ぐには?

◇ “鼻すすり”“おしゃぶりの使用”をやめましょう。(鼻から中耳へ菌が入りやすくなります。)
◇ うがい・手洗いを心がけ、規則正しい生活をおくりましょう。(抵抗力をつけましょう。)
◇ 両親の喫煙をやめましょう。(受動喫煙はこどもの中耳炎の原因の一つです。)

急性中耳炎のQ&A

Q. お風呂やプールの時、耳から入った水が原因で急性中耳炎になりますか?
A. 急性中耳炎の原因は鼻水です。鼻から耳管を通って耳に細菌やウイルスが入ることにより中耳炎になります。耳から直接入った水は鼓膜で遮られて中耳まで入ってくることはありませんので、お風呂やプールの後、こまめに耳掃除をする必要はありません。プールが原因で中耳炎になるのは、プールに含まれる消毒液が鼻の炎症を引き起こすためです。中耳炎と診断された時は、プールについて耳鼻科の先生とよく相談してください。

Q. 耳から汁がでてきました。どうしたらいいでしょうか。
A. 中耳炎がひどくなると、鼓膜が腫れ、その圧力に耐えられなかった場合、鼓膜が破けて汁がでてくることがあります。耳鼻科の診療時間外の場合、救急病院に駆け込む必要はありませんが、早めに耳鼻科で診察をうけてください。

Q. 小さい子が中耳炎を繰り返しやすいのはなぜですか。
A. 生後6ヶ月頃からお母さんからもらっていた免疫が失われます。そのため、こども自身の免疫が発達する2歳くらいまでは、感染症に対する抵抗力が低く、風邪をひきやすいことが中耳炎を繰り返しやすい原因です。また、“耳管”という中耳と鼻をつなぐ管が大人と比べて太く短いため、細菌が鼻から耳にいきやすいという点もあげられます。そのほか、小さい頃からの集団保育やご両親の喫煙も原因と言われています。