乗り物酔い

子供の乗り物酔い

 乗り物酔いは、こどもによくみられ、特に4歳から9歳くらいが最も多いとされています。成長に伴い、良くなっていくことがほとんどで、大人になるまで持ち越す人は10%程度と言われています。
乗り物酔いの症状は非常に不快なため、酔うことをいやがり乗り物に乗らなくなってしまうこともあります。乗り物に慣れることで酔わなくなりますが、体調管理など日常生活の工夫も非常に大切です。

乗り物酔いの対策

①乗る前の対策

乗り物に乗る前日は、しっかり睡眠をとりましょう。乗る直前は、食べたり飲んだりを控え、服装はゆったりしたものを選んでください。
酔い止め薬の服用も効果的です。病院で処方できる子供用の酔い止め薬はほとんどないため、市販されているものがお勧めです。

乗っているときの注意

 下を向かず前の方をみましょう。本を読んだりゲームをしたりは厳禁です。食べたり飲んだりも控えたほうがいいでしょう。
酔い止め薬は眠たくなる効果があるため、寝ることができれば一番です。

酔わない体をつくるために

動きの刺激に体を慣らすため、普段から体を使って遊びましょう。ブランコやシーソーなど動きのある遊具に慣れることが有効です。そのほか、ジャングルジム、自転車やその他のスポーツも効果的といわれています。