はなの病気 Q&A

副鼻腔炎のQ&A

Q. 水泳は通わせていいでしょうか?
A. 水泳で鼻に水が入ると鼻の粘膜が腫れることがあります。症状が軽ければ問題ありませんが、ひどいときには休ませてください。スイミングのあとにしっかり鼻をかむことが大事です。

Q. 副鼻腔炎と診断され、抗生物質を何ヶ月も飲んでいるのですが、大丈夫なのでしょうか?
A. マクロライド療法といって、抗生物質を2−3ヶ月継続して飲む治療法があり、慢性副鼻腔炎に対して効果を発揮します。大人にはよく行われますが、3歳未満の小さな子供には効果が乏しく、耐性菌(抗生剤の乱用などが原因で増える抗生剤が効きにくい細菌)の問題もあるため、当院ではこどもに対しては慎重に判断しております。
点鼻治療、漢方治療、ご自宅での鼻洗浄の指導などを組み合わせて治療を続けましょう。

Q. なぜこどもはよく鼻がでるのでしょうか?
A. 免疫力が弱く風邪をひきやすいことや、副鼻腔の構造が成長途中で炎症を起こしやすいことが原因です。成長とともに鼻水が出る機会も減りますが、こどもでも鼻副鼻腔炎が慢性化することもあるため、適切な治療が必要です。

睡眠時無呼吸症候群のQ&A

Q. 子供のいびきを放っておくと、どうなりますか?
A. 子供が成長するために必要なホルモンは睡眠中に分泌されますが、睡眠時無呼吸によって深い睡眠が得られない場合は、成長ホルモンが低下し、低身長、体重増加不良のほかにも、精神遅滞を来すことがあります。また、日中、眠気が出るために、授業中に居眠りをし、落ち着きがなく、結果的に学力低下や人格変化を起こす可能性もあります。
  子供はなかなか症状を訴えることができないので、大人が早い段階で気づいてあげて、異常ないびきかどうか専門医の診察を受けることが大切です。